1198にEVRの48Tクラッチキットを取り付けします。
乾式クラッチのメカノイズを小さくしたいとご依頼です。
乾式クラッチは内部に消耗により徐々に音が大きくなってきます。
純正クラッチでも新品時はかなり静かですが、今回はさらに静粛性を考えて48Tクラッチキットをお勧めさせていただきました。
まず外装を外しクラッチを分解していきます。
純正クラッチを外しました。
クラッチ板はまだまだお使いいただける状態でした。
この程度の消耗であれば使用上はなんら問題ありません。
外したパーツを洗浄します。
クラッチに限ることではありませんが、取り付け作業よりも洗浄や各部調整などに時間がかかります。
ただ単に外して取り付けるだけだったら工賃も手間も時間も短縮できますがそういうわけにはいきません。
工賃はそういった完成したら見えない部分も含んでおりますので、
そのあたりを汲んでいただけたら嬉しく思います。
きれいになりましたのでEVRのクラッチキットを組み込んでいきます。
いつもはSTM製を取り付けることが多いですが、EVRも作りこみがきれいです。
まずはアウターから取り付けいたします。
ネジにネジロックを塗り規定トルクで締め付けます。
次にインナーを取り付け、こちらは固定用の特殊工具を使い規定トルクで締め付けます。
その後、クラッチ板を組み込んでいきます。
クラッチ板は順番がありますので間違いないように確認して組み込みます。
プレッシャープレートは合マークがありますので合わせます。
完成です。
クラッチをカスタムするきっかけになったメカノイズはかなり低減されました。
試乗を済ませ、機能も問題ございませんでしたので、外装を取り付け完成です。
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